訪問日

2020

11/01

「すし処 めくみ」秋:熟成鰤、クチコ、三方の鰻、雲丹ご飯

(握りの写真は撮れないので、料理の写真が一部です。)

待合には紅葉した葉や松ぼっくりを吹き寄せにし、木枯らし吹く秋をイメージしたしつらえ。さらにカウンターの天井には秋に咲く桜、津幡の“秋桜”がお出迎えしてくれました。

今回はズワイガニの解禁目前の時期です。今回特にインパクトが強かったのは、両面炭火焼にした福井三方の鰻と雲丹ごはんでした。

●輪島モクズガニ

●紅ズワイ
10分蒸した立派な紅ズワイをすりこぎ棒で蟹足を出して蟹味噌がけに。

●クエ、アオリイカ
5日間寝かせたクエ、1週間寝かせたアオリイカ

●バイ貝
5時間蒸して炙ったバイ貝。写真映えはしないが、とても食感ソフトで旨味がしっかりしており香ばしく、通常のバイ貝とは別格の美味しさ。
●福井三方の鰻
インパクトが強かったのが鰻。炭火で両面焼きにしてあり、食感ザクザクで香ばしく、素材のワイルドさも感じます。なんでも、皮目に穴を開けて一気に両面焼きにすることで脂を吹き出させ、自らの脂で焼くという手法。

●甘エビ頭焼
口に入れると香ばしさの次にすぐとろっとエビ味噌が飛び出します。絶妙な焼き加減。
●クチコ
めくみさんで出てきて興奮するおつまみのひとつ。乾燥させたクチコではなく生のものを焼いてあり、干クチコにはないぷっくりした腸の細く柔らかい管感が舌触りに感じられます。

●魚津甘エビ
昆布の上で叩いた甘エビ。木のまな板で叩くと、木の目に美味しさが逃げて行ってしまうので、昆布の上で叩いているそうです。昆布の旨味も入り美味。
●鰤5日熟成
●鰤21日熟成
大胆にトリミングして使います。熟成の日数からは想像できない、フレッシュな梨や柿のような爽やかな後味のニュアンスに驚きがあります。
●雲丹
以前も食べたことあるのですが、やはりインパクト強いです。これでもかという量の雲丹にシャリを混ぜ込んであって、シャリよりも雲丹のほうが多いという豪奢な一品。海苔とお醤油を混ぜたものをサッとひとたらしして。まるで濃厚な卵かけご飯のような一品でいつまでも美味しさが余韻に残る。

●白子軍艦
●イクラ軍艦
●蟹
握りではなく蟹とシャリを海苔で挟んで。蟹に合わせて他の握りとはシャリを変えてあります。
●鯖ずし
●のど黒にぎり
●鰻にぎり 蒸したものをシャリと一緒に海苔に挟んで
●穴子にぎり
慎重にリフトアップしなければ雪崩が起こりそうなそれは繊細な穴子。美味。
●干瓢とアゴ出汁たまごの太巻き、アゴ出汁と海苔のお吸い物
●玉
海老すり身入り玉子焼きを熱々で。持った感じで分かるふわふわ感。空気を含ませ軽く、熱々の温度と共に甲殻類の香りがふわぁと広がる。

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