訪問日

2021

04/20

「片折」春:トリ貝、ホタルイカ (13度目の訪問)

春は、なんと言っても解禁となったばかりのトリ貝やホタルイカが楽しみ。それに加えて、つる幸初代の河田三朗さんから継承されたカニシュウマイやのど黒蒸し寿司も素晴らしかったです。

●よもぎ豆腐
雪解け水のふもとのよもぎ新芽を使った胡麻とうふ。苦味が優しく風味が鮮烈で、体の細胞を目覚めさせてくれるような美味しさ。

●ヤナギバチメお吸い物

●七尾トリ貝、氷見キジハタ
待ってましたの七尾のトリ貝。解禁してすぐに食べられた喜び。メロンのようなニュアンスと昆布のような旨味。

●スミイカ木の芽和え
クリーミーで濃厚な木の芽のペーストで和えたスミイカ。青い風味がふっと持ち上げる。

●和風カニシュウマイ 新湊の紅ズワイ
つる幸初代河田三朗さんのDNAを継承する一品。ふくふくと湯気が立つシュウマイ、味わいに淡い美味しさと品を置く。

●のど黒蒸し寿司
新作ですが完成されていてとても印象深く、その美味しさに歓喜した一品。
のど黒の蒸し寿司と言えば、太平寿しさんのスペシャリテとしても有名ですが、そちらとはまたガラリと味の方向性が異なります。
のど黒はとろける食感ですが、冬よりも脂の落ちた春ののど黒だからこそのしつこくない絶妙な美味しさ。また、のど黒というと高級魚の代表でもありますが、豪奢な味わいではなく、雅な美味しさに着地させていることにも感動があります。繊細な錦糸卵も美味しさに一役買っていました。

●メダイの幽庵焼き、葉わさび

●白えびのあられ揚げ

●新湊ホタルイカ
活ホタルイカの目と口を手早くピンセットで取り釜揚げに。ぷっくり膨らんだホタルイカは、皮が薄く美味。ホタルイカの“淡さ”も味わえる。

●イワシのつみれ

●お食事 氷見牛八幡巻

おかわりは鱒ご飯。鱒が絶妙な火入れでご飯に溶け合う。

●桜餅
もちもちとした生地とこしあん、熱々の温度と共に。

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