「能登松茸を食べにさか本に行く」というワクワク感で遠い道のりも心が軽い。いつも通り国道から生活の景色が伺える集落の曲がりくねった細い道を慎重に進んで宿に到着。宿の前の木々が少し色付いて、緑から黄色、赤へグラデーションを見せていました。囲炉裏には炭が組まれており、思わず手をかざす。薪ストーブにも火が入っておりメラメラと炎があがり、パチパチとはぜる不規則な音が冬の訪れを実感させてくれました。
夕方から冷え込み10度以下に。竹林を眺めながら入るお風呂で内臓まで温まり生き帰りました。
夕食は、さか本さんらしい削ぎ落とされたシンプルな中に今回は焼き松茸や能登松茸すき焼きなどが加わります。
●焼き能登松茸
最初はシンプルに焼き松茸から、というのは素直に嬉しい。
●湯葉
●里芋
●天然舞茸天ぷら
●紅ズワイ
●キジハタとアラの潮汁 松茸
クリアだが味わい深い良いお出汁が出ています。そこに松茸の風味を乗せて。
●キジハタ、タコ造り
●能登松茸と能登牛すき焼き
牛脂を鍋に塗り、能登牛を片面焼いて割下を回しかけてまずはそのまま。牛からの脂で松茸や野菜を。
●栗ご飯
山の野趣が感じられる栗ご飯。餅米ではなく粳米で、栗の甘さを引き出すいい塩味でした。結局3杯。
●シャインマスカット
【朝食】
朝ごはんは決まって8時から。松茸の時期は朝食も松茸。角偉三郎さんのどっしりした合鹿椀でたっぷりの松茸ごはん、松茸土瓶蒸し、松茸の味噌漬け。アマダイの味噌焼き、炊き合わせ、香の物。