訪問日

2023

04/20

「こいで」春:山菜、サクラマス、トラフグ

春のこいでさんは山菜をお目当てに。
山菜は、大将が自ら山に入り大変なご苦労をされて採ってきてくれるのですが、見たこともないサイズ感の珠玉揃いで驚きます。山菜は鮮度も重要なので、毎日のご苦労は計り知れません。春の贅沢の究極。
入店するとテーブルに並べておいてくれので、「うわぁ」と目がキラキラになっているのが自分でも分かりました。

独活、白蓬、モミジガサ、すす竹、コシアブラ、タラの芽、行者ニンニク、花山椒、木の芽、蕨、すす竹、天然クレソン、筍 など




あぁ、眼福。ピンピンと生命力がみなぎっており、食べる前にもう胃袋が踊る。

花山椒は集めるのが大変なのですが、丁寧に大量に摘んできてくれて、薬味的に料理に添えながら頂きました。

それぞれの食材への味の添え方が繊細で、個性を最大限発揮させているのも本当にさすがだと思います。

●ぜんまい、すす竹

●モミジガサ、蕨昆布じめ
モミジガサは、シャキシャキした食感で、爽やかでほろ苦い妙味が素晴らしい。

●サクラマス 刺身
面の広さで個体の大きさが想像できます。身にしっかりと脂を蓄えており、しなやかでとろける舌触り。目尻が下がる美味しさでした。

●山独活 刺身
食感パキンッとみずみずしい山独活は、個性的で清らかな香気が一瞬で広がる。サクラマスの脂っ気もリフレッシュ。

●天然クレソン、トマト
ピンと力強い天然クレソンは、美しい清流が思い浮かぶ格別の美味しさ。

●ネマガリタケ(すす竹)
皮付きのまま蒸し焼きになるように調理し、中はホクホク。繊維も柔らかく美味。

●トラフグ 9kg
魚も規格外サイズ!トラフグまさかの9キロという大きさにびっくり。
骨まわりの身は筋肉がしっかりしており、ぷりっと跳ね返す弾力で、噛むほどに濃い旨味がほとばしります。ゼラチン質も美味。ほんのり添えてある唐辛子の辛味も美味しさを引き立てていました。

●天ぷら(白蓬、こごみ、独活、コシアブラ、タラの芽)
待ってましたの山菜天ぷら。
衣に守られ揚げて調理されたことで強調された個性が、口の中でパッと鮮烈に広がります。フレッシュな山菜だからこその強い香気。
白蓬はもちっとした食感で、気品のある風味が印象的でした。


●行者ニンニクと熊の炒め物
野趣たっぷりの、それはそれは贅沢な炒め物。熊の厚い脂とインパクトある行者ニンニクの風味。
パワーがみなぎる一品。

●サクラマス
先ほどお刺身で頂いたサクラマスを今度は焼き物で。モンスターのような見た目に反する、清楚な美味しさ。桜色の身はほわほわの火入れで、甘さが広がる。

●メヌケ 煮付け
最高のコースの流れ。大物のメヌケを煮つけにして、もう意識が吹き飛びそうになるうまさでした。

極めつけは白米に乗せてタレをかけて、花山椒をふって悪魔的うまさ!

●筍ご飯
白米からの筍ご飯。両方あったら両方食べたい。どちらかなんて選べないー。
筍は存在感を置いたカットで、しっかりと筍の美味しさを堪能。柔らかく、噛むほどに甘さが広がる。

●塩むすび
まさかの「塩むすびあるよ」に、食べないわけにはいかない。お腹はとっくの昔にいっぱいだけど、脳が欲しいと言っている。もうどうなってもいい、全てを忘れてかぶりつきました。天国。

●太陽のたまご

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