手打ち石臼挽き蕎麦 福助

てうちいしうすびきそば ふくすけ

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そばのおいしさはもちろん日本料理店としても注目すべき一店。砺波まで出掛ける価値あり。元養蚕場をリノベーションした趣ある建物

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富山県砺波市にある人気のそば店で、特にお昼は行列の日が多いです。
※現在は感染症対策のため、夜の営業を自粛して昼のみの営業です。
そばは富山県産を中心に日本各地から取り寄せた玄蕎麦を低温貯蔵。必要な量だけを前日に自家製粉して、富山の井戸水でそば打ちしています。
おそばは2種類。細挽きせいろは、殻をむいた蕎麦の実を細かく挽いた喉越しの良いおそば。玄挽き田舎は、殻付きのそばの実を挽き込んだ野趣溢れるおそばです。例えばある日は、富山県八尾の在来種のそば9に、富山県高岡の小麦粉“ゆきちから”1の9割そば。小麦粉まで地元産というこだわりです。超細打ちだがピチッと跳ね返すような活きたコシがあり美味。

そして店主西村忠剛さんの料理ファンは多く私もその一人。おそばを〆とする“日本料理のコース”も予約で食べられるんです。
コースは2名からで2日前までに予約。銘酒が揃うので、運転などのことを考えると、金沢からだと難易度は上がりますが、なんとか手段を考えたいところ。

場所は、砺波ICを降りて車で約10分。民家が点在する田園風景の中に、突如大きな古民家が現れます(駐車場も広々)。
コースは、2日前から2名からの予約。銘酒が揃うので、運転などのことを考えると、金沢からだと難易度は上がりますが、なんとか手段を考えたいところ。場所は、砺波ICを降りて車で約10分。民家が点在する田園風景の中に、突如大きな古民家が現れます(駐車場も広々)。
元々は養蚕場だったという古民家をリノベーションしてあり、内装も当時の面影を残す。天井には立派な梁が鎮座しており、重厚感と品のある空間にクラシックな面持ちのテーブルや椅子がマッチ。

大きな神棚が存在感を放ちます。

また、わかる人には興奮度が高いお宝があちらこちらに目に止まります。調度品一つ一つにこだわりがすごい。まるで博物館です。

型絵染の人間国宝 芹沢銈介氏の作品や陶芸家 河井寛次郎氏の壺。巻物。江戸期に贅沢禁止とされた時期、酒を隠すために入れていた木製のタンクなんて珍しいものも。好きな人で語らえば話に華が咲き、何時間も話し込んでしまいそうな名品ばかりです。


福助そば単品・サイドメニュー

福助さんは季節メニューも良いですが、定番メニューやサイドメニュー、デザートにも注目なんです。
●だし巻き玉子
富山県高岡のセイアグリー卵を使用しただし巻き玉子。この卵のおいしさに調和する出汁が美味で、主役はたまごでもあり出汁でもあるという、これぞおそば屋さんのだし巻き。

●天ぷらの盛り合わせ(海老2本と野菜の天ぷら7品)
福助さんの天ぷら盛りは秀逸。揚げ物が得意でない私もオススメしたいおいしい天ぷらです。それぞれの野菜の個性を引き出してあり美味。
ある日は、海老天、アスパラ、牛蒡、オクラ、蓮根、山菜、南瓜、豆冨など。

●れんこんもち

●そば茶のプリン
必食と言いたいオススメの一品。とろとろなめらかな舌触りを感じるのと同時に、そば茶の馥郁たる香りがパーンと広がる。美味。


●わらびもち
注文があってから作り始め、出来立てを提供。氷水に落とされたわらび餅は見た目も涼やか。きな粉と黒みつをかけて。滋味を感じさせながら、もっちりつるんと喉を滑り降りていきます。


●棒茶アイス