訪問日

2019

07/20

「手打ち石臼挽き蕎麦 福助」夏コース:すだちもずくそば、ぶーぶーファーム豚肩ロース

●先付八寸
白山のなめこ、氷見の鯵手毬すし、氷見のタコ、華小町トマト、セイアグリーのだし巻きたまご、だだちゃ豆の原種、稚鮎など

●お吸い物
この漆塗りの器は高岡漆器。富山に来て高岡塗りでお吸い物が頂けるなんて嬉しいものです。焼き茄子、鱧、じゅんさい。蓋を外した時に咲いている純白の鱧が美しいこと。

●お造り
ひらまさ、たけのこハチメ(津本式血抜き↓下記同)をかえし醤油と山椒オイルで。山椒オイルの青い風味がアクセントに良い。

●七尾甘鯛 天ぷら
天ぷらと聞いていたので、エビやお野菜の盛り合わせで来るのかと思いきや鱗の立った甘鯛が登場。ややボリュームあるなぁと思ったのは無駄な心配で、夢中で食べてあっという間に皿から消えた。うまい。七尾の甘鯛を(お造りと同様に)津本式で血抜きし1週間熟成。くさみなくアミノ酸値だけが上手に高まっており、まず最初に鱗のサクサクという歯切れの良い乾いた音が口の中で弾け、中はほわっほわで軽くその対比は美味。香ばしさと共に旨味が広がる。

●放牧豚の氷見「ぶーぶーファーム」の豚肩ロース
まずラギオールのカトラリーがセットされて、お!っとなりました。ここでこんな料理が食べられるなんて予想外。ストレスのない環境で育てられた放牧豚というだけあって、猪にも近いパワーを感じる味わいでした。

●すだちもずくそば
すだちの涼やかな柑橘風味でより一層爽快だ。穴水産の細もずくは私にとっては慣れ親しんだ故郷の味。糸のように細く輪郭のあるもずくの心地よい舌触りが涙を誘う。

●せいろそば

●れんこんもち
れんこん粉と和三盆糖蜜と黒砂糖で作ったわらび餅のようなお菓子。もっちりとして滋味とコクがあり、つるんと喉を滑り降りていきます。きな粉はホコホコとした深みがあって美味しいこと。なるほどこちらも八尾産。

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