訪問日

2020

02/13

「手打ち石臼挽き蕎麦 福助」冬コース:ひな祭り

全てが良かった回。特にそばがき秀逸で美味しさが忘れられません。鱚天そばも美味でした。
まずはひな祭りのしつらえでパッと心が春に。

お酒は七本槍で。

●赤ナマコのおろし和え

●源助大根
源助大根はニボシベースの出汁を塩味でさっぱり仕上げ、八尾の田舎味噌と南砺のふきのとう味噌をのせて。シンプルな料理に西村さんの実力が現れる。

●琵琶鱒
まずは琵琶鱒の美しい鴇色に目が行きます。さらに古九谷の絵皿が料理にリンクしていて嬉しくなる。聞くと、西村さんがこだわって選ばれたそうでなるほど。とろんと舌の上で溶けるような食感が美味。自家製ポン酢で。添え物に大徳寺納豆。

●そばがき
南砺市の新そばを使ったそばがきはうっすら緑ががっていて、柔らかくもっちり優しい弾力あり、里芋の煮物のようなニュアンスだ。つゆの余韻長く奥行きある旨味の味わいと合わさり、「あぁ、うまい」が何度も口からでてしまう。鴨、南砺市の野芹と九条ネギ。

●鱚天そば
そばがきでホームラン!と思いきや、鱚天そばも美味しくて顔が綻びっぱなし。鱚天の秀逸なこと。ほわっと繊細で、繊細の中に立ち上がってくる甘さ。いくつでも食べられそう。南砺市のタラの芽、小坂レンコンの天ぷら。

そばは南砺市産の玄挽き田舎と地元の小麦粉“ゆきちから”を使用した超細切り。

●そば茶プリン
やわらかいタイプの杏仁豆腐のような、とろとろ系のプリン。とろんと口の中に滑り込んできてうっとりしていると、一呼吸おいてそば茶の馥郁たる香りが広がる。

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