訪問日

2023

02/05

「comer」2023年2月5日 ディナー

今回はディナーのコース予約にて訪問。
最近アラカルトでの訪問が多かったので(そちらもレベル高くてオススメですが)、やっぱり北川シェフの本領発揮のコースはすごい。シンプルで飾らないけど、美味しさがバーンと印象に残る。

●ボケロネス(石川県産イワシの酢漬け)
バルの定番タパスであるイワシの酢漬け。石川県産イワシの繊細な美味しさを活かしつつ、辛味のメリハリ効いている。同店で大好きなメニューの一つ。

●タラのブニュエロ(すり身揚げ)
揚げたて熱々、ほわほわのブニュエロ。
今回は、金沢の蓮根農家 川端さんの加賀れんこんのあられ切りを混ぜ込んであり、シャキシャキ食感と滋味がアクセントに。

●オレハ・デ・セルド(豚の耳のスパイシー焼き)
豚の耳の弾力あるゼラチン質の食感と、香ばしく焼き切った狐色の皮目、 クミンなどのスパイスとパプリカパウダーの風味、噛めば噛むほど滲み出す旨味とが重なり、食べ出したら止まらない。ビールが進む。

●パン
野々市市「NiOR(ニオール)」さんがコメールのために焼く「コメパン」と呼び名が付いたパン。ギュッと密で表面さっくり香ばしく、もちもち感があり、小麦の風味が立ち甘さがじわじわと広がる。これがまた美味しくて、いつもおかわりしてしまう。

●カピポタ(豚足、ハチノス、牛ホホのトマト煮込み)
可愛い料理名ですが、カタルーニャの郷土料理です。スペイン料理としてはメジャーどころでは無く、見た目に派手さもないですが絶品。食材の厚みと柔らかい食感に歯が喜ぶ。

●魚料理ピルピル海藻ソース
メダイ料理にはスペイン料理を代表するピルピルをソースにして。乾燥海藻を合わせることで潮騒に骨太さが増し、とろとろ重厚なピルピルに調和します。スナップエンドウと。

●牡蠣のアロス・カルドソ
スペイン料理でご飯ものといえばパエリアが定番ですが、スペイン風おじやであるアロス・カルドソもあっさりした食べ口で日本人が好む味。北川シェフのカルドソはとっても美味しくて定評あり。私もオススメしたい。
今回は大ぶりな能登がきがゴロゴロ入っており、トマトの凝縮された旨味と調和し絶品でした。

●トルティージャ(コースに追加しました)
思わず食指が動く、美味しそうなスペイン風オムレツ。アボカドオイルと菜の花を混ぜ込み、春の優しい苦味をアクセントに。

●トリハス
NiORさんのパンを使用したスペイン風フレンチトーストです。ふるふるの食感と香ばしさ、卵黄のコクもメリハリの効いた甘さも全てがハーモニーを奏でて美味。ホワイトカカオのアイスはムース状になめらかで大人の味。

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