前回から1ヶ月経たない訪問ですが、食材は山菜が大幅に増えてまた違う景色を見せてくれました。筍や白海老も食べられましたし、各料理に藤井大将の技術力の高さが光っていました。
●春菜浸し 雲丹
たらの芽、ゼンマイ、カタクリの花まで。春の山のささやきが聞こえるような前菜で幕開け。
●白海老真薯
富山湾の宝石と言われる白えびの真薯に春の喜びを感じます。桜の花びらが幻想的にゆらゆらと吸地に遊び、なんだか海の中で戯れる白えびを思わせる。
●細魚
●鱒しゃぶ
●白海老
お次の白海老は造りで、繊細な口どけと甘さに浸ります。永楽善五郎16代乾山写にて。
●大門そうめん
1年もののカラスミをふわふわと削って、ほんわりと塩味と旨味を纏わせて。ああ、美味。繊細なおいしさ。
●八寸
さすが藤井大将らしい春の八寸、筍の外皮を黄金に塗ったものを器にして。
●筍
高岡の筍は土がついたままのものを準備してくれました。それを外皮をつけたまま、真っ黒になるまで炭火で焼いてから、その外皮を丁寧に外す。包み焼きになり内包された筍の甘さよ。少しの塩でおいしさの輪郭が増す。知らなかった筍の美味しさ。
●山菜天ぷら(つくし、たらの芽、こごみ、蕗の薹)
三方に並ぶ富山の山の恵み。4種類これらを一品ずつ天ぷらにして、揚げたてを食べさせてくれました。
●ふきの木の芽みそ和え
こういう一品が秀逸なのが、本当に素晴らしいと思います。ミネラルを感じるスッとくるふきの苦味と、爽やかな木の芽の風味。
●若竹煮
●ホタルイカ飯蒸し
ホタルイカのペーストを飯蒸しにのせ、ソースのようにして。
●プラチナ酒粕アイス
ふじ居定番のデザート。満寿泉のプラチナの酒粕で作ったアイスクリーム。
●桜餅