訪問日

2024

04/02

「ひまわり食堂2」春:ホタルイカクレープ、アンコウポワレ、新玉ねぎパスタ、

料理の総括ですが、やはりさすがとしか言いようがありません。これまでよりも、この新店舗の間取りによって、良さが伝わりやすいです。シンプルに主役となる食材を立てて、存在感を出し、研ぎ澄まされた完成度で、ガツンと舌の記憶に残します。「やってくれたな」という感じです(笑
“オシャレだけど何を食べているのか分からない料理”とは対極にありますね。
1皿1皿全て完成されていて、精度が高い。

●独活と水タコの前菜
素晴らしいお店は、最初の一品でもう決まる。全てがこのプロローグで伝わりました。透明感のある純白な独活の繊細と苦味を味方に付けた一品。春の味。

●鰯のマリネ、カリフラワーのフリット、たまねぎ、ヨーグルト

●ホタルイカ、イカ飯、山菜、山芋クレープ
クレープと言っても、クレープ状にした山芋で、優しい滋味でホタルイカを包み込みます。ホタルイカの出汁が染み込んだイカ飯に、山菜のフレッシュな苦味がアクセントに。

●白海老、生ハム、ホワイトアスパラ、ゼッポリーネ
切り立ての生ハムをハラリとかけたゼッポリーネです。白海老のねっとりとした甘さとホワイトアスパラのみずみずしさが、ゼッポリーネの香ばしさと生ハムの旨みに溶け合う。

●ヤマドリのスープ、発酵ナメコ
胃から全身の細胞に染み渡るような、クリアでパワーのあるスープ。

●アンコウのポワレ
これほど美味しいアンコウのポワレは初めて出会いました。
アンコウは頬肉の部分で、プリっとしていて存在感あり美味。アンコウのゼラチンを乳化させたソースがベストマッチ。

●おわらクリーンポーク炭火焼き
度肝を抜かれた一品です。うっすら桃色に色づくシルキーな肉質は火入れ完璧。その絶妙な塩で引き立つ甘さ、サクサクしていながら跳ね返す弾力あり、咀嚼するごとにほとばしる旨味がソースとなり、素材を最大限引き立てている。これは何日経っても忘れない美味しさ。

●新玉ねぎのパスタ
クライマックスにまたしても衝撃が。新玉ねぎだけのシンプルなパスタですが、フレッシュでみずみずしく、さらに自然な甘さが凝縮しておりパスタに馴染み、インパクトに残ります。これは何日経っても忘れない美味しさ。

●ドルチェ
アイス、クレープ、舳倉島塩

●カモミールティー、ビスコッティ、いちごのチーズケーキ

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