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2020

12/20

「御料理 ふじ居」冬:氷見寒ブリ食べ比べ、甲箱蟹ケジャン、熊の手

(料理の順番は前後して書いています。)

今回の主役は氷見の天然寒鰤です。なんと13.5キロの立派な氷見寒鰤が登場して大興奮。富山の冬の王様、堂々たる登場です。近くで見るととても迫力があります。頭の付いた状態から大将が目の前で捌くデモンストレーションを行い、部位ごとに食べ比べをさせてくれました。腕があってこその実演です。これはすごい。

1本の寒鰤があっという間に柵に。お見事でした。

●天然氷見鰤 中トロ、大トロ、砂ずり、カマ 器は二代須田菁華
こんな贅沢な食べ方は初めてですし、味の違いが明確で、なるほどなるほどと頷きながら食べ進めました。

●天然氷見鰤血合い、しゃぶしゃぶ
さらに血合いは太白胡麻油で。血抜きがしっかりしているからこその美味しさで嫌なニュアンスはなく、まるでハツのような味わいでした。砂ずりの薄膜の先の部分はしゃぶしゃぶとして。

●天然氷見鰤カマ炭火の塩焼き

●甲箱蟹、銀シャリ
前回(11月13日)も出してくれたこの時期の大好きな料理。甲箱蟹をケジャンのように醤油などの調味料で漬け込んだものですが、味の着地は和に仕上げてあります。準備してくれた炊きたての銀シャリが進む進む。

カニ足と内子のとろとろ、外子の弾ける食感。噛むほどに広がる重厚な妙味に酔いしれます。

●月ノ輪熊
まさかの熊の手が登場して喜びが重なります。富山の山手、大長谷の月ノ輪熊の手(右手)を煮込みとして。とろとろ絶品のゼラチン、美味し過ぎて言葉がありません。

●岩瀬白子 柚子釜
●蕪みぞれ仕立て 岩瀬の甘鯛と婦中の音川かぶら
●八寸
七尾ナマコ酢、鳥松風焼、魚すり身カステラ、八尾モナカに大和芋ととんぶり、エノキとジャコを炒めた京都のおばんざい、生麩チーズはさみ焼
●あんぽ柿 紅白なますとして

●上市の里芋 器は永樂妙全
●年越し蕎麦
●プラチナアイス 満寿泉のプラチナの酒粕で作ったアイスクリーム
●和菓子 地元の紫芋を茶巾にして。ブランデーで大人の風味。

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