立ち食い鮨 人人

たちぐいすし じんじん

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鮨人の新店が痺れるカッコ良さ!役者が違う!自由自在な楽しみ方ができるのも新しい

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富山を代表するすし店「鮨人」の大将 木村泉美さんの新店で、同店は立ち喰い鮨としての出店です。グランドオープンしたのは2023年6月5日で、場所は富山市の中心部エリアである一番町です。

オープン前から期待の声が多く聞かれました。(鮨人は閉めたそうです)
木村大将は魅力に溢れた方で、哲学の詰まったすしと人間性の両方で人々を惹きつけます。海外ポップアップイベントも多々行っており、その破竹の勢いはとどまるところを知りません。世界一COOLなすし職人だと私は思います。

ちなみにすしは独学だそうですが、自らの情熱で模索し確立させたおいしさは魅力の塊。「うわぁ〜これやってくれるんだ!」という大人の夢を実現させたメニューにも毎回心躍ります。
一度ハマってしまったら抜け出すことはできません。

鮨人で最も特徴的なのは赤酢のシャリです。シャリは(砂糖を使用せずに)赤酢のみで仕上げてあるため、茶褐色をしています。赤酢は熟成することでツンツンした酸味は角が取れて丸くなり、ふくよかで馥郁たる香りに変化し、長い期間寝かせることでアミノ酸などの旨味成分が生まれて味に幅と奥行が出ます。個人的にすごく好きです。お米は富山県産コシヒカリ。ネタは富山湾や七尾湾で水揚げされた珠玉揃いです。

人人は立ち喰いなので、なんと言っても職人さんを目の前にしたカウンター(8席)が特等席ですが、1階フロアにあるスタンドテーブルも良いもので、ふらっと立ち寄れて仲間とおすしをつまみながら談笑できる感じが最高です。
しっかりコースもあり、アラカルトでの注文も可能で、営業時間も11時から0時まで通しなので、食べたい時に食べたいだけという自由度の高さも魅力です。
ゆっくりと味わいたい場合は、2階フロアの個室をどうぞ。1階とはガラリと印象が異なり、静かで落ち着いた雰囲気でした。

激アツ必食スペシャリテ

木村大将は「本当はみんな大好きなこと」を堂々とやってくれるから爽快です。
特に大好きなスペシャリテはこちら。

●のど黒串ネギマ
木村大将を代表する一品。一見焼鳥にしか見えない串焼きですが、のど黒のネギマなのです。炙ることで溢れてくるおいしい脂が美味で、ネギとの相性も抜群。

●かぶす汁
魚の骨と血を水でコトコト長時間に混んで、追い鰹とエビで仕上げた富山伝統スープの木村大将バージョン。味噌が入っていないのに、まるで入っているような奥深いコクに驚きがあります。魚の旨味がギュギュっと詰まった“エッセンス”です。

さらにこんなメニューもあり!
●かぶす汁 大門素麺
がぶす汁を、なんと富山の名物大門素麺でいただくという、うまいに決まってるやつ。
素麺に濃厚な旨味が絡んで、口の中にするりと滑り込んできます。天国。

●梅茶碗蒸し
富山の湧き水と梅だけで作った餡がけの茶碗蒸しです。素材の味わいを活かしきった一品。

●ます寿司
木村大将が開発したオリジナルます寿司。古典的で骨太な味わい。

お酒・日本酒

日本酒は富山の銘酒「満寿泉」を主に取り扱っています。満寿泉の限定酒が飲めるのも魅力。



おいしいお酒でおすしが進み、おいしいおすしでお酒が進むという、罪な美酒たち。ペアリングをお任せするのも良いでしょう。

ビールは「MASTER’S DREAM(マスターズドリーム)」

その他、「わさびモヒート」というそそられるメニューも発見しました。